社員第一主義で未来永劫続く会社づくりを目指す イトウシャディ(株)

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社員第一主義で未来永劫続く会社づくりを目指す

イトウシャディ(株)

代表取締役 伊藤 義康氏(榛原支部)

事業内容:贈答品小売業・ギフト

設立     1981年2月28日

社員数    22名

入会     2009年3月

所在地    静岡県牧之原市波津828-1(本部)

URL      http://www.gift-ito.jp/pc/index.html


伊藤 義康氏(右側)

社員が自ら考え創る特産品ギフト

伊藤義康氏が3代目社長を務めるイトウシャディ㈱は、今年で創立35年。冠婚葬祭やお中元用のギフトを中心に取り扱う他、陶器・雑貨・テーブルウェア等、ご自宅用の商品も多く取り扱っています。また近年では、地元を離れて暮らす人達へ故郷の特産品を贈る、地域の魅力を届けるギフトに力を入れています。その内容、企画から交渉に至るまで、社員自らが考え行っている、と伊藤氏は言います。

社員のやる気に火をつけろ!

伊藤氏は「会社の最大の資源は人である」とし、社員がそれぞれの持ち味を発揮しながら仕事に取り組める環境づくりを常に考えています。社長が高い位置から社員を見てばかりでは、なかなか社員のモチベーションを高めるポイントは見えてきません。目線を社員と同じレベルに下ろしてそのポイントを見出し、彼らのやる気に火をつけるのが社長の仕事だと、伊藤氏は語ります。月に1回は店舗を閉め、商品の勉強会や社員からの希望での視察等、様々な社員研修を行います。この結果が、昨年より年間で10日間休日を増やしても伸びている売上に現れています。

社員と共に歩み続ける会社づくり

伊藤氏が目指すのは、社員の辞めない会社です。それは、社員にとって都合の良い「ぬるま湯状態」ではなく、時に厳しく、適度な緊張感があるものです。このバランスを取るのが難しいのですが、だからこそ伊藤氏は、常に社員と共に勉強し続け、皆にとって良い環境づくりを考えます。会社とは、一発の大きな打ち上げ花火のようなものでは無く、永く続く会社であるべきだ、と語る伊藤氏。社員の力を引き出し、強靭な経営体質の会社をつくり上げていく事と思います。

取材・記事:河内 崇文氏(㈱スマートブレイン・榛原支部)