第46回 経営指針~激動の時代の羅針盤~【会員報告】

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 学生を卒業後、他の企業で就職することなく、何も考えず今のミヤタ印刷に就職したのが16 年前のことです。父が経営していた会社に兄弟で入り、世の中の事を分からずに年を重ねるうち、今のままでいいのだろうか?と考えるようになりました。そのような折、当時事務局の窓にあった“社長の大学”の文字に、ここに入れば経営について学べると思い入会しました。
 創る会にはすぐに入りました。何をやるのか分からずに経営の勉強をするのだろうと軽い気持ちでしたが、入ってみると宿題も多く、自分の会社をここまで必死に分析したこともなかったので、なかなか思うように宿題をこなせずついて行くのがやっとでした。
 しかし、同じ受講生、スタッフの方が真剣に話を聞いてくださったり、厳しい意見をぶつけてくれたりして、少しずつではあるものの成長出来たように思います。
 一泊研修会では、大勢の前で自社の発表をして議論をすることで、自分の頭だけで考えていては出てこなかった様々なテーマやアイデアも生まれてきたりして、スタッフとして参加する今も毎回刺激を受けています。一泊研修会でしか味わえない熱い議論は本当に魅力的です。
 さて、自社の今後の課題はというと、やはり経営指針の実践が出来るか?ということになってきます。兄である社長との関係をどう乗り越えていくかが最大のテーマですが、まだ解決出来てはいません。しかし、デジタル化が進むにつれ、ますます紙媒体の印刷の需要は減り、事業形態も時代に合わせ変化させていかなければ生き残れなくなります。きちんとした経営指針を作り、事業計画や行動計画をもとに経営していく必要が出てきます。まだ、少しずつですが課題に取り組んでいます。ようやく毎週一回会議をやることが出来るようになりました。まだまだ社員さんからの意見が出るようなものではなく、日々の作業内容の確認、クレームの報告くらいですが、これから徐々に内容の濃い会議をしていければと考えています。
 これからも創る会でいろいろな気付きや学びを得て、会社の経営に役立てていきたいと思っています。

宮田 博文氏(㈲ミヤタ印刷・静岡支部)

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