「未来を変える分岐点 やる勇気・やめる勇気」-匠を目指すか、拡大か-~沼津支部5月例会~【会員報告】

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松田一哉氏(清栄メンテナンス㈱)が、自分の人生、会社の創業、今の悩みを発表しました。

トラックの給油中ふと見上げた先に、切れかけた電球や天井の汚れが目に留まり、「これは商売にならないか」と考え、起業します。スタート当初は受注が少なく1年目は年商30万だったのですが、そこからホームセンターに入り浸り、洗剤の成分から自分なりに研究し、お客様のニーズにあった洗剤や施工方法を編み出しました。「掃除はアートだ」と松田氏は語ります。

悩みである人材確保について、少子化の影響から今後は外国人・障がい者雇用を考慮する必要があるが、環境整備の課題をどう解消するか悩んでいる、と言います。他にも、人が捉えている感覚の齟齬、お客様のクレーム、値段が足元を見られている等様々な悩みが出てきました。自社にも当てはまることがあり、いかに対処するかが現場もしくは会社にとってプラスになることを気づかされました。

バズテーマ「あなたの会社は匠を目指しますか?拡大をめざしますか?」については「匠を目指せば自然と拡大につながる」「拡大を目指したいが怖さがある」など、各社の現状を反映した様々な意見が挙がりました。「悩む」とは会社の岐路に立っている事であり、社長の決断を社員は待っています。今回の例会は、その悩みを相談し議論できる場となりました。

田中 玄徳氏(㈱さなえ・沼津支部)