「静岡県経済の現状と、今後発展するポテンシャルを持つ中小企業像」-富士市の地域を考える-~富士支部5月例会~【会員報告】

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静岡県中小企業家同友会顧問であり静岡大学名誉教授の山本義彦氏を招いて、政策委員会の企画による例会が開催されました。


支部政策委員会活動報告をする遠藤 正人氏


県条例草案WGの報告をする佐野 譲二氏

初めに遠藤正人氏より政策委員会の活動報告、続けて佐野譲二氏より県条例草案ワーキンググループからの報告がありました。同友会の地域づくりの考え方は「会社づくり、地域づくり、仲間づくりの3つの課題の総合実践」である事、そして、地域づくりの主体者として中小企業経営者が働きかける事の意義がひしひしと伝わる内容でした。

山本 義彦氏

山本先生による講演は、静岡県の地域特性を踏まえた上で、その工業や農業を歴史的、経済的に分析したものでした。わずか1時間の持ち時間では語り尽くせない程の膨大な資料を元に、他都道府県と静岡県との比較や、静岡県の工業、農業の地域的な特性、今後の展望について話されましたが、「静岡県という単位での経済システムは存在しないため、地域ごとにその特性を分析することに意味がある」という事と、「これからは大企業の時代でなく、構造変化に柔軟に対応できる中小企業の時代になる」という話が特に印象的でした。

望月 光太郎氏(㈲望月・富士支部)