顧客に寄り添い目指す“温故知新”の家創り ㈲藤井建築 藤井 陽介氏(中遠支部)

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顧客に寄り添い目指す“温故知新”の家創り

㈲藤井建築
取締役 藤井 陽介氏(中遠支部)

事業内容::一般住宅建設、増改築・リフォーム、新築

創業:1976年4月

社員数:2名

入会:2016年5月

所在地:磐田市池田1153

藤井陽介氏(左)、鈴木弘之氏


地域とともに40年

磐田市西部・池田地区のとある建設現場。リフォーム中の建物の中を覗くと、㈲藤井建築の藤井陽介氏が笑顔で迎えてくれました。
 同社は約40年前、現社長である氏の父親が市内の建設会社から独立して創業。以来地元で建設業一筋に歩んできました。氏は設計会社などを経て15年ほど前に入社。現在は一人で現場を任されています。年間2棟ほどの新築物件と、リフォームを中心に顧客から直接仕事を請負っており、手間請け(他社の現場の手伝い)はありません。「地元の皆さんには本当にお世話になっています」と藤井氏。長年の実績が地域の信頼を生んでいるのです。


キーワードは“温故知新”

氏は現在同友会の「経営指針を創る会」に参加し、自社の経営指針を策定中。内容を尋ねると「“温故知新”がキーワード」。在来工法の良さと、省エネや耐震、環境負荷の少ない材料など、最新の技術を融合した新しい住宅を提供し、顧客の生命財産を守りたい。また顧客のこれまでの歩みを踏まえ、今後の新しい住環境を提案していきたい。そんな意味があるようです。指針の完成が待たれます。


自分に合っている同友会

 同友会には同じ地域に住む現中遠支部長の大橋徳久氏(㈲大橋商事)に誘われ入会。「同友会は自分に合っている。財務などの知識も得られたし、なにより仲間が増えてよかった」と語ってくれました。
 近々経営承継を受ける予定とのこと。今後は定期的に顧客を訪問して関係性を一層強化し、数値管理による計画的な経営をしていきたいと意欲を見せる藤井氏。地域に根ざしてきた自社のあるべき姿を模索する、氏の真摯な姿勢が印象的でした。

取材・記事:鈴木 弘之氏(税理士法人 あい会計・中遠支部)