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自由な発想でクルマを楽しむ 後継者から第二創業へ ㈱高野部品 高野康一氏 沼津支部

カテゴリー:新着情報, 沼津支部, 私の逸品|最終更新:2014年06月10日

 

【表紙写真】㈱高野部品 高野康一代表取締役

会員企業名 ㈱高野部品 設立 1966年(昭和41年)
会員名 高野 康一 業種 自動車部品販売
所属支部 沼津支部 社員数 社員 7名・パート 2名
会暦 1995年8月入会 事業内容 自動車車検部品・車のドレスアップ部品の販売

 

Car Life Assist Viaにて

後継者として、同業他社で修行

沼津市大岡にて自動車部品販売を行っている株式会社高野部品。代表取締役高野康一氏は会歴18年(2014年6月時点)で、今年度より沼津支部の副支部長を任命されました。
㈱高野部品は昭和40年に高野氏のお父様が創業しました。高野氏は大学時代卒業後、トヨタ部品静岡共販㈱(トヨタの部品販売社)に修行のために入社し、物流・販売管理や営業をすべて経験しました。当時は、午前中は倉庫の管理業務、お昼からカウンターに立ち接客、夕方から営業回りとハードなスケジュールでしたが、その中で多くのことを学びました。

自社の再建に奔走

当初7年の約束で入社しましたが、5年半の修行の後、高野部品に戻ることになりました。
大学生の時から高野部品でアルバイトをし、大体の仕事内容、顧客は把握していた高野氏。会社に戻り、顧客の数が減っていることに驚きました。後継者がいずれ戻るとわかっていたため、新しい採用を控えていた事が災いし、結果的に遠くのお客様に目が届かなくなり、同業他社にお客様が流れていたのです。
危機感を覚えた高野氏は、毎日毎日営業に奔走しました。お客様の小さな変化に気づき、かゆい所に手の届く、フットワークの軽い本来の高野部品の姿に戻そうと必死に頑張りました。努力の結果、売上がもとに戻ったと実感できたのは、2年以上経ってからでした。

外部環境の変化、新たな脅威の出現、下した決断

従業員一同の頑張りもあり、売上は順調に伸びていきました。しかし、平成7年の車両法改正に伴い、外部環境が変わりました。それまでは車両工場が無いとできなかった車検が、ガソリンスタンドやユーザー車検など様々な所でできるようになり、車検の際に交換する部品の数が減りました。お客様である自動車整備工場などが必要とする部品の数が減り、注文が減少。整備工場を持ち、一般の顧客を持っている大手カー用品店などが新たな脅威になりました。
そんな時、同友会で学び、心に思っていたことを思い出しました。「今までは右から左へ部品を動かす仕事だったけれども、いつかは自社もメーカーになりたい」。沼津支部はモノづくりの会社が多く、高野氏は同友会の仲間の話を聞き、日ごろからこのように考えていました。
そこで、知り合いとともに自動車レッカーの仕事を始め、新しくアルバイトを雇い、引き上げた故障車や事故車から再販可能な部品を回収し、生産できるリサイクルメーカーになりました。
しかし、7年ごとに改正される車両法。平成14年にまた改正が行われました。平成14年の改正ではリサイクル部品の管理が厳しくなりました。それに伴い追加しなければならない投資額がかなり大きく、中古部品をこれまで通りに販売できるルートも確保できたため、自動車解体をやめることにしました。

新たなチャレンジ=第二創業 ~努力と忍耐で掴んだ技と絆~

イージーグラフィックを説明する高野氏

「やめることにしたはいいけど、一生懸命働いてくれているアルバイトはどうしよう。辞めてもらうわけにはいかないし、解体以外の仕事はしたことが無い」迷っていた高野氏に知人が新しい仕事を紹介してくれました。それは、車の内外装のリニューアルをする仕事です。それまでアルバイトだったスタッフと話し合いをし、その彼を正社員の店長として、車のリニューアルの会社を始めることになりました。そして、平成15年6月15日、Car Life Assist Viaを立ち上げました。
主な仕事は、内外装のクリーニングとイージーグラフィックです。イージーグラフィックとは、車の内装を特殊なフィルムで加工することにより、自分好みの色柄にドレスアップする方法です。自分の車を世界で一つだけ、オンリーワンにすることができます。また、自動車部品だけでなく、平らで水につけることができるものなら、なんでも加工できます。
始めたころは、なかなかうまく仕上がらず、試行錯誤の日々…それでも注文は続きます。失敗してはやり直し。一度失敗すると削って、もう一度塗装して、乾くのを待って、やり直し。一週間徹夜続きもありました。あまりに難しい技術のため一緒に始めた同業者もみんなイージーグラフィックから手を引いて行きました。それでも店長になった社員さんは根気よく、あきらめずに技術を磨いていきました。今では、全県からイージーグラフィックの注文を受けています。
現在Viaは店長さんがすべてを切り盛りし、お客さまからの信頼もあり、仕事が途切れることはありません。

経験から語る「すべては、人」

高野氏が現在感じている課題は、新規採用です。今後は、店長さんに次の世代を育てていく立場になってもらいたいと考えています。
「すべては人です」と、幾多の困難を人と人のつながりで乗り越えてきた高野氏は語ります。沼津支部の副支部長として、これからも人と人をつなげ、自身の同友会での学びを次世代に伝えていくことでしょう。


「すべては人」と語る高野氏

取材 河合 浩史氏(板橋工機㈱・沼津支部)
田中 玄徳氏(㈱さなえ・沼津支部)
原稿 中村 琴美氏(HAPPY・沼津支部)

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