カテゴリー:静岡支部
| テーマ | 「経営を継ぐ者としての覚悟とは」 |
|---|---|
| 報告者 | 渡邉 且真氏(株式会社協和 取締役) |
| 開催日 | 2026年6月16日(火)19時~21時 |
| 会場 | 静岡市産学交流センターペガサート7F 演習室3 |
| 参加者数 | 28名 |
報告概要
株式会社協和は、静岡市清水区渋川に所在し、富士市・浜松市にも営業拠点を置く、社員48名の会社です。エクステリア事業(カーポート、フェンス、物置、ウッドデッキなど建物の外まわりに関わる商品の卸・販売、外構工事)と、防水工事事業(屋上、ベランダ、外壁、バルコニーなど、建物を水から守る工事作業)の二つを柱として、事業を行っています。
同社の後継者として、現在は取締役の責を担う渡邉氏が入社した頃、社内は決して良い状態ではありませんでした。元々本音で話せる場も風土もない中で「後継者として、誰にも弱い姿をみせてはいけない」と強がり、自らも本音で話せる先を失っていきました。
そのような折に、同友会の例会に参加。高栄塗装㈱ 久高洋司氏の経営実践報告に心を打たれ、目標としたい経営者に出会います。このとき「経営者として、自分はどうなりたいのか、そして、どうありたいのか」という想いに火がともりました。
その帰り道、池上洋一郎氏(静岡建装品㈱)に「出会いを大切にするんだ」「自分の頭で、世の中のセグメンテーションをするんだ」と言われました。セグメンテーションとは、市場を同じ特性やニーズで細分化することです。これらの言葉は、渡邉氏に深く影響を与えます。物事を分析し、それに対する自分の感じ方や価値の捉え方を整理して、選択、行動する原点とするようになりました。
その後、渡邉氏は同友会に入会。会で学び得たことを、後継者という立場で実践しようとしましたが、空回りするばかりで上手くいきません。そのような折に、会の中で教わった「場づくりを大事にする」「過去は、解釈を変えると意味が変わる。そうすれば、過去は変えられる」という言葉を大事に行動してみました。すると、徐々に渡邉氏を中心として、「すぐに話し合える場」が創られていきました。個人プレイの集まりだった会社が、同じ未来を語る組織体に、少しずつ変わっていきました。
渡邉氏は、これからの自社を考えるとき『私たちがつくろうとする会社は、どうありたいのか。それはなぜなのか。そのためには、どのような構造が必要なのか』を考える必要がある、と語ります。そして「社員や仲間を巻き込むとは、夢の賛同者を増やすこと」と会内で教わったことを受け、応援したくなる人柄、一緒にいたくなる雰囲気、頼りたくなる・憧れたくなる人間性を目指したい、と想いを述べてくれました。
グループ討論
討論テーマ:「報告を聞いて、心に残ったことは何ですか?」
どのように感じましたか?何に価値を感じましたか?何が心に引っ掛かりましたか?
参加者の気づき
- 社員が自分の考えや判断で、誇りを持って行動し、お客様に喜んでいただき、そのことに喜びを得てもらう「場づくり」の意識が、経営者には大切。
- 社員に様々な場面で「ありがとう」の言葉に触れてもらい、自分達の仕事の価値を知ってもらうことが大切。
- 経営者の覚悟の根底にある「熱い想いと行動」を支えるのは、出会いと成長。本音で語り合える仲間の存在は不可欠。




