子供たちの未来のために、この町を創る!

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~南相馬市を訪ねて~

 

全県経営フォーラムの記念講演をお願いした、福島同友会の北洋舎クリーニングの高橋美加子さんを訪問しました。
あの日から2年半が経過し、一時は1万人を切った南相馬市の7万人口はやっと4万6千人まで回復してきました。「なぜ?」「どうして?」から始まった多くの問いへの答えは、いまだ見つからないものもあります。人知の及ばない理不尽な放射能という物質。震災当時の出来ごとが、とぎれることなく明かされます。絶望する大人たちの言動によって子供たちの言葉も変わり、未来を創る責任があると感じた高橋さんは、地域で生きる企業家として、突き動かされるように行動を起こしました。そうした活動のこと、自社事業のこと、これからの地域づくりのこと、講演でできるだけ伝えたいと考えています。

茫々と草が生い茂る海岸沿いの土地、かつて人々の暮らしや営みがあった場所に、今は住む家がありません。集落が残っていても、立入制限区域となり、誰一人住んでいない所もあります。いつ故郷に帰れるのか、答えはまだどこからも帰ってはこないのです。