コンプレッサー修理のことなら、いつでも、どこでも ㈱モリメカニック

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コンプレッサー修理のことなら、いつでも、どこでも

㈱モリメカニック

専務取締役 森 英人氏(静岡支部)

事業内容 産業用コンプレッサー修理・販売・工事・据付サービス

創業   2000年10月

社員数  正規 5名 非正規 2名

入会   2013年5月

所在地  静岡市葵区羽鳥大門町17-9

HP    http://morimeca.com/


森英人氏(左)・藤本浩氏

サービス力とフットワークが自慢

会員である森英人氏のお父様が2000年に創業した㈱モリメカニックは、産業用コンプレッサーの修理、保守をメインに請け負っています。現在は、正社員が5名と、繁忙期に手伝ってもらう非正規社員2名の7名体制。県内の仕事が大半を占めますが、そのサービス力の高さと、頼まれればどこにでも、夜間でも伺うというフットワークの良さから、全国から依頼があり、今では300社以上のお客様に対応している、と言います。

サービスと対応力で他社と差別化

他社との差別化をするために取り組んでいるのが、詳細な作業報告書と、情報を共有化することによる休日・時間外の対応です。

通常、産業機器のメンテナンス業界では、作業終了後にA4程度一枚の作業報告書を、お客様に提出するのが慣例となっています。ところが、この報告書が文字ばかりな上、専門用語が多く、お客様にとっては修理箇所や内容が分かりにくいものでした。ここに目をつけた森氏は、分かり易い作業報告書の作成に取り組みました。5~6ページにも及ぶ報告書は写真入りで、どこをどのようにメンテナンスされたかが一目瞭然。お客様に大変喜ばれている、という事です。

また、休日・時間外の対応ですが、森氏が掲げる自社のモットーは「お客さんの生産ラインを止めない」。社員ひとりひとりがお客様と密接に関係を持ち、トラブルが起きた時には即対応します。どの社員が現在どこで何の仕事をしているのかという情報を全社員で共有しているため、休日や時間外においても迅速な対応が可能となるのです。

冷静に今を見つめ、未来を語る

コンプレッサーメンテナンス業界の市場は飽和状態と言われているようですが、「中小企業にとってはまだまだチャンスがたくさんある」と森氏は言います。大企業にとっては飽和状態でも、良いサービスをし、柔軟に対応する姿勢があれば、シェアは拡大できるというのです。今後、仕事を増やしていくにあたって、新しい社員の採用と教育には少々頭を悩ませているそうですが、この課題を共有する社員とよく相談をしている、とのことです。これからも、人を育て、大切にする会社にしていきたい、と森氏は語っていました。

取材・原稿:藤本 浩氏(プリントバリュー㈱・静岡支部)