【シリーズ羅針盤】2013年9月第28回 露木正樹氏(㈱スタート)

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私の会社は生命保険と損害保険の販売代理店として沼津市を中心に活動しています。私が同友会に入会したのは平成19年の9月でした。当時、営業3名事務1名の組織体制で会社を運営していましたが、仕事の取り組み方や外部環境の変化などで、うまくいかなくなり平成22年3月をもって解散となってしまいました。すぐに新しく会社を立ち上げ一人でリスタートとなった訳です。もし、会社に理念や指針があれば上手くやって行けたのではと思いつつ、必要だと感じてはいましたがどうすれば良いかわかりませんでした。そこに、1枚のFAXが事務所に届いたのです。それが「経営指針をつくる会」の7期受講生募集でした。

これは渡りに船と思い受講生として勉強を始めたのです。毎月出された宿題をこなしながら、先輩受講生のアドバイスを頂き経営理念から経営方針そして経営計画と会社経営にあらゆる角度から熟慮を重ね指針をまとめて行きました。受講の間はいつも雲の中をさまよっているような感じで自分の想いを素直に出せず、同期の受講生や先輩から厳しく言われた事も何度もありました。そうした中、回を重ねるごとに会社経営とは何か深く考えられるようになり、何とか卒業したのです。しかし、作成した指針を具体的な行動や数字に落とし込んで行く事を曖昧にしたままここまでやってきたと思います。

今では経営理念はもとより、計画と実践が何より重要だと感じています。以前は計画してもどうせうまくいかないと半ば諦めて流されていたと思います。しかし、うまくいかない事が当たり前なのですから、まずやってみる、一歩踏み出す事が大切だと思い会社経営をしています。その羅針盤になるのが経営指針だと思うのです。

まだまだ、立派な経営者とは程遠い私ですが自分なりに作り上げた指針と共に、同友会を通して色々な経営者の方々から学びながら成長して行きたいです。

 

経営指針をつくる会7期卒業生 露木正樹(沼津支部)