山田流「5か条」

カテゴリー:静岡支部

 12月8日、静岡市産学交流センター7F大会議室にて、静岡支部12月例会が開催されました。オブザーバー3名を含む総勢57名が参加しました。今回、我が経営を語ったのは、㈱ラプト代表取締役 山田康彦氏です。1969年生まれの40歳。大学を卒業して地元静岡のリゾート会社に就職。お客様であった経営者に見込まれ、雇われ社長として事業を起こしました。当時は、お金を持っている人がどんどん事業を立ち上げる社長不足の時代でした。山田氏は、20代で2度、雇われ社長として、いずれも事業を成功に導きました。しかし、どんなに成功しても雇われという立場のため、自分に残るものがないむなしさを感じていました。
 静岡市生まれで静岡が好きだと自負する山田氏は、地元で起業したいと、㈱ラプトを立ち上げました。今年で10期目を迎えています。コンピュータのシステム管理、保守、メンテナンスと広告媒体のデザイン(web・紙媒体等、広告戦略)が事業の2本柱です。
 山田氏によると、企業はつぶれるのが当たり前。自分の会社はつぶれるものだといつも危機感を持っています。だから必死になって頑張るのだと。そのような山田氏が掲げる経営5か条を紹介します。
1.トップということで働かない理由、特別であるという意識をつ  くらない。
2.社長の仕事は利益捻出係。
3.計画と達成意欲。5ヵ年計画を必ず立てること。
4.スタッフの仕事意識は社長の責任。本気で社員と向き合う。
5.成長し続ける。去年と同じではいけない。学校を卒業したら勉  強をしなくていいことはない。業績的にも人間的にも伸びる。

 厳しい経営環境の中、ときには発想を逆転させ、立てた目標を必ず達成し、成長を続ける山田氏の原動力は、常に全力であること、仕事にも遊びにも全力であることです。絶対にあきらめない、絶対やるんだという、山田氏の奥歯に力を込めた言葉は、いつまでも参加者の耳の中に響いていると思います。