【シリーズ羅針盤】2011年10月号第5回 内田和也氏(司工業㈱)

カテゴリー:経営指針

私は平成21年4月に、司工業㈱の社長に就任しました。その2ヶ月後に同友会に入会、直ぐに第6期創る会へと入会し、まるで見えない糸に引っ張られるかのように、経営指針書を創る事になりました。
無知で、ひよっこ社長の自分は、創る会に出席し、経営理念と指針書の重要性を知りました。そして社長としての目で、自社を見つめ直す事を経験しました。
リーマンショック以降、トップとして、とにかく売上を伸ばす事ばかりに目を向けていました。しかし創る会に参加して、自社の強み弱みの分析ができ、何が大切なのか考えるようになり、社員さんとの絆、社員さん同士、お客様、地域社会との絆を大切にしたいという思いが、強くなりました。
先代社長のワンマン経営から、社長と社員で経営して行く道が見えてきました。今まで行った事の無い社内会議、社員さんが行う消耗品の価格統計、自社制作によるHPの作成、社員さんによる工程表の作成&工程会議など、会社の中身に変化が表れてきています。
創る会の皆様と、受講者同士の熱意は、お互いの理念について、沢山のアドバイスをしあい、助け合い、励ましあいを生み、経営指針書の精度を増して行きます。
会員同士の絆も然ることながら、自社に与える影響は凄いと痛感しています。
私は現在、もう一度指針書の見直しに取りかかっています。社員さん達に対する考えが、少し変わりつつあります。その現状を県フォーラムでお話したいと思います。
第6期経営指針を創る会卒業生
内田和也氏(榛原支部)