【逸品】女性目線の、最高の洗浄剤を日本に広めたい。 ㈱堀江塗料 代表取締役 堀江 博子氏(三島支部)

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【逸品】女性目線の、最高の洗浄剤を日本に広めたい。

会員企業名 ㈱堀江塗料 創立 1968年
会員名 堀江 博子 事業内容 卸・小売業
所属支部 三島支部 従業員数 18名
会暦 2017年5月入会 事業内容 塗料販売、シロアリ抑制剤、洗浄剤、消臭剤

創業~現在までの自身と自社の歩み

 ㈱堀江塗料は1968年に塗料や防水材の卸売業として創業。同社が45 周年を迎えた年に、堀江博子氏は2代目社長として、30代半ばで経営を引き継ぎました。「父には娘しかいないので何となく私が経営を引き継ぐものと思っていた」という言葉からは、逞しさも感じました。事業承継には特に問題がなかったそうですが、承継直後に先代の父に病気が発覚。当時は動揺したそうですが、「逆にこのタイミングで引き継げたから、検診を受けられ早期発見できたのかもしれない」と堀江氏は語ります。その先代は、現在は会長として事務所の一番奥で会社を温かく見守っています。


新規事業への挑戦

 ㈱堀江塗料の“逸品”は、消臭剤「クリンスメル」と洗浄剤「ラクリーンPRO」。これらの商品は、2年程前にある女性経営者と出会ったことがきっかけで生まれました。その方は輸入商材の販路に困っており、相談を持ちかけられた堀江氏は「自社の営業力を生かし、販売元としてこの商材を世の中に広めていけないか」と考え、新規事業の立ち上げを決意しました。
 主成分は、洗浄剤や消臭剤、シロアリ駆除、害虫駆除をはじめ、海外では一般的に使われているホウ酸。この他にも防腐防蟻(シロアリ)対策の木材保存剤など様々な種類があります。商品の魅力を熱く語る堀江氏に後押しされ、購入し試してみると、効果は抜群。化学製品ではないため安心して使えるのも嬉しく、私も広めたいと思ったほどです。ある大手販売店との商談では、「効果が長続きし過ぎてリピートされないから、店頭に置けない」と断られたこともあったそうです。冗談のようですが、日本で広まらない理由はそこにあったのかもしれません。ならばと、説明しながらの販売に切り替え、現在はOEMとしての販売にも力を入れています。


社内でも思わぬ効果が

 新規事業の立ち上げ後、社内も活発になった、と嬉しそうに語る堀江氏。商品が1本売れる都度社内に喜びの声が聞こえるのは、社長の想いがお客様の声を通じて社内を駆け抜けていく瞬間です。会社の変化を実感しつつも堀江氏は「本来の事業基盤があり、先代が築いた礎があるからこそ、新規事業ができる」と先代への感謝を忘れません。


顧客満足一位を目指す

 同社ではお客様の安全を考えた講習会を、外部講師を招いて開催しています。よくあるサービスですが、堀江氏の話を聞いていると、家で仕事の帰りを待つ家族のことまで思い起こさせる愛情あふれる会に変貌します。女性だから出来ること、男性にしか出来ないことがあると認めたうえで、しっかりと社員のことを考える、愛情に包まれた活気のある会社でした。消臭剤「クリンスメル」と洗浄剤「ラクリーンPRO」はお勧めですよ!


取材・記事:山下 直毅氏(㈱サンアイ電工・三島支部)
取材:秋山 敦氏(㈱秋山建設・三島支部)

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