先代からの技術を引き継いだ2代目の挑戦 ㈲丸安ラジエーター工業所  忠内 秀敏氏(沼津)

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先代からの技術を引き継いだ2代目の挑戦

㈲丸安ラジエーター工業所

忠内 秀敏氏(沼津)

事業内容 ラジエーター、オイルクーラー、ヒーター他(自動車~建築機設計製作再生販売)油圧・水圧・高圧ホース製作販売・修理)

創業     1956年3月

入会     1993年5月

所在地    沼津市大岡45-6

忠内秀敏氏(右)


地域で唯一のラジエーター修理会社

㈲丸安ラジエーター工業所は今年で61年目を迎え、ラジエーターなどの各種熱交換器設計製作、修理において高い技術力を保持している企業です。先代の厳しい教えをしっかりと習得した賜物です。ラジエーター修理において日本全国では1000社ほどありましたが現在では200社程しかなく、沼津では1社だけとのこと。技術があればしっかりと生き残れる力強さを感じます。


客先の要望にスピーディーに応え、チャンスを作り出す

ラジエーター修理部品の一部分に高圧ホースが使用されていますが、その高圧ホースの修理・製作を頼まれた事をチャンスと考え、ホース製作部門を瞬時に立ち上げ、仕事の幅を広げるきっかけとなりました。外部環境では海外品やネット販売の影響が強いと言いますが、今まで習得した溶接技術(アルミ・真鍮・プラスチック)は他社にまねの出来ないもので、メーカーからの引き合いも多く、これからの更なる発展を目指しています。


3代目への思い

会社には息子さんが一緒に働いていて、現在技術習得中であり、将来は3代目として事業継承を考えていると言います。そして、更なる溶接技術でラジエーター工業界を牽引していって欲しいと、若い力の可能性を信じたいとの事でした。同友会での学びを中心にこれからの夢を語る
同友会歴は24年目を迎え多くの仲間と勉強してきて、異業種の観点からいろいろとアドバイスをもらいました。その中でひとに負けてはいけない心を持ち、これからの夢を追いかけたいと忠内氏は言います。また、溶接技術について、依頼があれば講師として広げていき、社会貢献してみたいと話しました。

取材・記事:片野 浩一氏(㈲弥生製作所・沼津支部)